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2018年7月8日更新!

楽に学ぼう! 子どももおとなも!

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「8と6、分け分けしたら、7と7」〓〜「分け分け」できないものは?〜 (土, 14 7月 2018)
7/8の投稿に続き、ある日の「スペースわん」の出来事。小2の生徒さんが、学校の宿題をやっていました。計算ドリルです。「547ー29=518」と「542ー26=516」を筆算で計算をした後、「答えが2ちがう」と、「518ー516」をパッと計算して言いました。そして、さらに答えの一の位の「8」と「6」に着目し、「分け分けしたら、7と7や」と言うのです!さらにさらに、「15は分け分けでけへん」「14は分け分けできる」と言うので、割り算はまだ習ってないけど、「÷2」や偶数奇数につなが..
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スペースわん通信

生徒さんたちの成長の様子や、

日常生活での私の学びや気づきなどを書いています。


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自分で工夫する力  通信第18号(通算138号)

自分で考え、自分で工夫!

 「スペースわん」で生徒さんに接していてうれしいことの一つに、

「自分で考え、自分で工夫できるようになっていく姿を目の当たりにできる」

ということがあります。

「新・スペースわん通信」第14号に、

勉強嫌いだった子が、自ら進んでプリントをやり、

勉強方法も自分で工夫するようになった話を載せました。

彼は今も、いろいろと工夫しながらプリントをやっています。

算数・国語に加え、先日から、英語のプリントもやり始めました。

最初はアルファベットの大文字を書くプリントで、

まず点線をなぞり、その下に、点線なしで書く欄があります。

まずお手本を見ながら書けばいいプリントです。

が、彼は、その下の欄を書く時、

すぐ上にはお手本の字も点線をなぞった字もあるので、

それが見えないようにプリントを折って隠して書いているのです。

そして、隠して書いたものを自分で丸つけし、

「E」と「F」を逆に書いていたことに気づき、間違い直しをしていました。

そして、もう一度同じプリントをやる時には、

最初からお手本を隠して書き、今度は間違えずに書けました!

国語の漢字のプリントをやる時にも、

彼はヒントの欄を隠して見ないように工夫していたので、その応用ですね。

国語、特に漢字が大の苦手だったのですが、

楽なところから始めて、いっぱい間違え、いっぱい間違い直しをしながら、

着実に進んできました。

しかも、以前クリアしたプリントを、

「忘れてるかもしれないからもう一回戻ってやってみる!」と言って、

宿題として持って帰ります。

思わず、「なるほどね〜」と言ってしまいます(^^)

これは、彼自身が自分で考え自分で決めて、自分で工夫しているのです。 

なぜ算数から?

「スペースわん」で使用している「らくだメソッド」では、

学習者が何年生でも何才でも、入会したらまず算数のプリントから始めます。

そして、算数・数学のプリントは、毎日やるのが基本です。

彼も、算数からやり始めたのですが、算数のプリントはほぼ毎日やれています。

ある時、「毎日やれてるね〜!」と何気なく言ったら、

「自分で決めたんやからやる!」と言い切りました。

また、進むにつれて難しくなっていく算数のプリントの宿題を、

「難しいからこっち!」と、あえて難しい方を選びました。

人に言われてやることなら、楽な方を選びたくなるかもしれません。

でも、自分で決めたことならば、

難しい方を選んだり、ヒントを隠したり、前に戻って復習したりすることは、

自分が力をつけるために必要な、当たり前のことになるのでしょう。

最初からそうだったわけではありません。

でも、まず算数の楽な所からやり始め、

ミスが出たら間違い直しをし、ミスが減っていくのを目の当たりにすることで、

彼は、「勉強の仕方」を身につけていったのだと思います。

算数は、毎日やることでの変化が一番はっきり出ます。

つまり、前号に書いた「積み重ね」の力を一番実感できる教科です。

「やったらできた!」を積み重ね、自分の変化を実感することで、

他の教科の勉強の仕方にも変化が出てきたのでしょう。

学校の漢字のワークも、「埋める」から 「覚える」やり方に変わってきました!

地味な積み上げの大切さ

 

「算数のプリントを毎日やる」というのは、とても「地味」な学習です。

自分で丸つけや間違い直しをし、記録表に記入するというのも、

とても「地味」な 作業です。

でも、そういう「地味」な学習と作業を積み重ねることで、

今までできなかったことができるようになっていくだけでなく、

自分で考え、自分で決め、自分で工夫するようになっていきます。

逆に言うと、いきなり、「自分で考え、自分で決め、自分で工夫しなさい」と言っても、

それは難しいということです。

その前に、「地味」な学習と作業の積み重ねによって、

「こうやったら自分は変わる!」という本人の実感が必要なのです。

高校教師だった13年間と、「スペースわん」を始めて19年、

計30年以上教育に関わってきて、

教育が、「学ぶ側主体」の 「地味」な積み重ねよりも、

「教える側」から「楽しさ」や「わかりやすさ」を「与える」ことを追求するようになり、

教科書や参考書がカラフルでイラストがたくさんあって、

「楽しくわかりやすく」なればなるほど、学力は落ちていった感じがします。

そして、たくましさが消えていったような気がします。

「指示待ち」なんて言葉はもうかなり前から使われていたにも関わらず、

未だに、指示待ちを生んでしまっている原因(教え過ぎ・与え過ぎ)を断てないでいる・・・。

しかも、社会に出たらいきなり「自分で考え自分で決めなさい」と言われる・・・。

そんな話をある集まりでしたら、ある方が、食べ物に例えて下さいました。

私の言う「カラフルで楽しくわかりやすい教材」は、「柔らかい食べ物」、

柔らかい物ばかり食べていたら、「かみ砕く力」が失われると。

まさにそうなんです!

「かみ砕く力」がまだ弱い子には、「柔らかい食べ物」も必要ですが、

だからといって、いつまでも「柔らかい食べ物」ばかりでは、

「かみ砕く力」は育ちません。

誰にとっても「楽しくわかりやすい」は、

「硬い食べ物」が必要な段階の子にも、「柔らかい食べ物」を与え続けているケースを

多分に含んでいるということです。

成長過程は一人一人違うのですから。

「らくだメソッド」のプリントは、イラストもなく「地味」ですが、

自分に合ったペースで「かみ砕く力」をつけることができる「硬さ」があるのだと思います。

その「硬さの程度」を、子ども自身が選んだりするのです。

「地味」な学習と作業をたんたんとやり続けることで、

自分にとってちょうどの「硬さ」を選ぶ目も養われるのでしょう。

「自分で考え、選び、決める力」や「自分で工夫する力」、

つまり「自分で学ぶ力」は、

そんな日常の「地味」な積み上げの上に生まれるように思います。

楽しさやわかりやすさを「与える」だけではなかなか身につかない力です。

「スペースわん」の生徒さんたちは、「地味」な学習と作業を積み重ねながら、

「学力」や「たくましさ」、

そして「自分で学ぶ力」をつけていっているなあと思うのです。