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年末にうれしいこと二つ (月, 02 1月 2023)
あけましておめでとうございます 〓〓年々、手抜きになる年末年始でございます〓〓無理すると身体に出る年頃である、ということを言い訳に、「ゆっくりボチボチできる範囲で」をモットーに(?)過ごしております。結果、何も片付いていませ〜ん〓 年末、うれしいことが二つ〓一つ目は、昔の生徒さんに偶然会えました! 小2から高1ぐらいまで来てたかな? 東京で就職し結婚して、帰省してお母さんと出かけるところで、数年ぶりに会って言ってくれたことが、「スペースわん」が生き方に大きく影響した、自分の..
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スペースわん通信

生徒さんたちの成長の様子や、

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「割り算」の重要性 通信第42号(通算162号)

「割り算」に苦戦(^^;

最近、「スペースわん」では、

プリントの減り方が非常に早い分野があります。

それは、「割る2ケタの割り算」。

小学生も中学生も、多くの生徒さんがここで苦戦していて、

一人ひとりが、クリアするまで同じプリントを

何枚も何枚もくり返しているからです。

それもそのはず、

「らくだメソッド」では、割り算の習得にかなり重点を置いていて、

目安時間内にクリアするのが結構キツイ(^^; 

つまり、難しめに作られています。

でも、

「スペースわん」を24年近くやってきて痛感しているのは、

「このキツイ割り算のプリントにしっかり向き合えた生徒さんは大丈夫!」

という安心感です。

何をもって「大丈夫!」と言えるのかは、

人それぞれ課題が違いますから簡単には書けませんが、

少なくとも、

「どうせ無理」とか「自分はダメだ」といったマイナスの方向には行きにくい、

というか、

人生において少々の「カベ」が立ちはだかっても大丈夫、乗り越えられるだろう、

という安心感、でしょうか。

苦手意識の芽生えはどこから?

2001年8月に発行した「スペースわん通信」第67号の表紙に、

次のような文章を載せました。

 

「算数ができない」「数学が苦手」と言う子どもたちがいる。

そして、そんな気持ちを抱えたまま育った大人たちがいる。

こうした苦手意識は、いつ頃、どこで、どのように芽生えたのだろうか。

学生の頃、丁寧に教えてもらっても、どんなに説明されても、

数学が全く分からなかった私。

そんな私が「らくだプリント」に出合い、

小4で習う、割る2けたの割り算でつまずいていることに、最近気がついた。

個々の生徒の習熟度を配慮しながらも、

教科書にそって先生が進めていく授業では、

私のような生徒は、

ただ怯えながら授業に引きずられているだけだった。

本当は私だって数学ができるようになりたかったのに、

何がどう分からないか、自分でも分からないのだから、

どうすることもできなかった。

おそらく先生も、

私が割る2けたの割り算でつまづいていたことには気がつかず、

手助けの糸口がみつけられなかったのかもしれない。

そうした行き違いのなかで、私が身につけていったものは、

「数学ができないやつはバカだ」という、ある教師の言葉をまに受けた、

自分への諦めだった。

 

これは、当時「らくだ」の塾を主宰しておられた方の文章です。

通信の本文にもこの方の文章を載せていて、

「スペースわん」のホームページの

「お伝えしたいこと」→「専門学校・大学生のみなさん&大人の方へ」の最後の方の

「スペースわん通信第67号」をクリックしていただけると読めますが、

その最初だけ少し紹介します。

「涙とプリント」という小見出しです。

 

家についてすぐにプリントをした。

小4-6(2ケタ÷2ケタの割り算)のプリントをやりはじめてしばらくすると、

涙がにじんてきた。

そのまま一気につづけていくとさらに涙は出つづける。

最初に浮かんできたのは、

「もしこのプリントにあのとき出会っていたら、私の人生がかわっていたかもしれない」

という思いだ。(以下省略)

 

「割り算」がスラスラできないことで、

算数・数学が苦手になっている人は想像以上に多い、

そして、

「自分は算数ができない」「勉強ができない」

と思い込まされているケースはかなり多いのです。

割り算克服が自信に!

「割り算」が苦手な原因は、引き算であるケースも多く、

さらに、

引き算が苦手な原因が、

足し算のくり上がりがスッと出てこないことにある場合も結構あります。

だから、

足し算・引き算のプリントが目安時間内にスラスラできることが、

すべてにおいての基本・土台です。

そこをおろそかにして割り算に取り組んでも、本人がしんどいだけです。

そして、引き算や割り算で苦戦したとしても、

そこをきちんと乗り越えたら、

分数や、文章問題を解く時の計算が、格段に楽になります。

例えば、分数であれば、

約分は割り算がスッとできると楽ですので、

分数のかけ算や割り算の際にも、計算途中での約分がスムーズにできます。

また、

単位あたりの量を計算する問題や割合の問題でも、

割り算が関係します。

中学の数学になると、

「割り算感覚」「約分感覚」があるかないかで、大きく差が出ます。

「割り算感覚」「約分感覚」とは何か、

それがどのように中学数学と関係するかは、

「新・スペースわん通信」第23号「約分感覚」をお読みください。

前述の

「このキツイ割り算のプリントにしっかり向き合えた生徒さんは大丈夫!」

という安心感は、

その次に来る「約分」や「分数の足し算・引き算」、

さらに、中学数学の大きな「カベ」(割り算以上の難しさ)にも、

めげることなく向き合って越えることができる! 

という自信につながるからです。

そういった具体的な計算能力の問題以上に、

「今までできなかったことができるようになる、しかも、それが、具体的な数字で表れる」

ことによる自信が、何より大切だと思っています。

今までの自分を越える!

今、割る2ケタの割り算に苦戦している生徒さんたちは、

まさに、「力のつけ時」に居合わせているのです。

それは、今後の自信につながります。

もちろん、足し算のくり上がりや引き算で苦戦している生徒さんも同じ。

「なかなかクリアしない(-_-;)」と思っている生徒さんも、

「うちの子、まだこんなところやってる(`Д´)」と思っている親御さんも、

あせらないでください。

今、クリアしないのは、

今まで、スラスラできるまで練習する機会がなかっただけのこと。

だから、

今しっかり練習することで、今後につながる力をつけているのです。

ミスがいっぱい出たり、時間が大幅にオーバーしたり、

今まですぐにクリアしていたのに突然なかなかクリアしなくなったり、

ということが起きている時こそが、

今までの自分を越えるチャンスなのです。