「教室の風景」は、
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生徒さんたちの成長の様子や、
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最近、よく「子ども食堂」について、
テレビ等で紹介されているのをご存知でしょうか?
河内長野市でも、市町の古民家で、
子どもに限らず、
地域のさまざまな方が気軽に集い、一緒のごはんを食べる場として、
「ごはんやday(ごはんやで〜)」が昨年から始まり、
月1回開かれています。
詳しくは、「ごはんやday〜チーム市町」のFacebookページや、
この通信の「掲示板」で紹介している
「育みネットカラフル」さんのホームページの次のページ
(http://colorfulnet.sunnyday.jp/wp/2016/10/第1回目子ども食堂を開催しました/)
(http://colorfulnet.sunnyday.jp/wp/2016/11/河内長野市みんなの食堂「ごはんやday」のご紹介/)、
また、私のブログの「つながり」のカテゴリー
(「ごはんやday」についての最新の記事はこれ)
(http://blog.canpan.info/kikurinferin/archive/143)
などをご覧いただければと思うのですが、
私は、こんな形で、
関わらせていただいています
(これは、スタッフの方が作って下さいました(^^))。
長期の休みや土曜日などは昼ご飯、平日の時は晩ご飯で、
子どもたちは、主に晩ご飯の時、学校の宿題を持って来ます。
その時、勉強で質問や困りごとがあればいつでもどうぞ、
というスタンスで関わっているのですが、
それ以外に、絵本やパズル、積み木、かるたなどを持って行って、
一緒にやったり、見守ったりしています。
子どもたちはパズルがお気に入り♪
その様子を見ながら、
「遊び」と「学び」について思いを巡らしたりしています。
先月、
幼児さんと小学校低学年の姉妹のお相手をした時のこと。
妹ちゃんは、比較的易しいお魚や鳥のパズル、
お姉ちゃんは、
それよりちょっと難しいタツノオトシゴのパズルを始めました。
「ヒントがほしかったら言ってね~」
「お手伝いしてほしかったら言ってね~」
と伝え、まずは見守ります。
困っているようだったら、
「ヒントいる?」「お手伝いいる?」と再度聞いて、
「いるっ」と答えたら私の出番(^^)
でも、二人とも、ほとんど自力でやりました~\(^^)/
妹ちゃんは、
最初ちょっと迷っていたのでお手伝いしたけれど、
その後は、何度も自力で仕上げていました!
同じパズルを何度も何度も(^^)
(ブログにパズルの写真を載せてます)
そして、仕上げるたびに、嬉しそうな満面の笑顔(*^▽^*)/
それを見て私も思わず、何度もパチパチと拍手(*^▽^)//""
幼児さんって、同じことを何度もくり返しますよね、
できるようになっても。
他にも、「ごはんやday」に来るたびに、
同じパズルや積み木をやる子たちがいます。
大人は、
「もうそれ簡単だから、もっと難しいのをやってみれば?」
な~んて思ったりもするのですが(^^;;
でもそれは、その子にとって、
必要な回数、そして大事な時間。
自分で選んだことは、納得いくまでくり返すのです。
「飽きないのかなあ?」とも思いますが、
別のを自分で選ぶまでは、飽きてはいないということ。
でも、自分で選んだのではなく、
大人に与えられたことだと、
すぐ飽きてしまうでしょうね😴
それが、「遊び」であれ「勉強」であれ。
この
「自分で選んだことを納得いくまで何度もやる」
というのが、
子どもにとって「遊び」でも「学び」でも重要だと思います。
一方、お姉ちゃんは、
小さなタツノオトシゴ2匹をすぐに仕上げ、
大きなタツノオトシゴのお腹の部分でちょっと苦戦(^^;;
そこで、ほんのちょっとヒントを(^^)
でも、ほとんど自分で仕上げました!
その後、日本地図のパズルにチャレンジ。
まだ習っていないことだし、
一つ一つのピースも小さくて字も読みにくい(^^;;
なので、
「それは、この辺~」とヒントを出したりして、
一緒にやりました(^^)/
小さな子どもさんにとっては、
「習っていないから」とか、
「難しいから」といったことは、
やらない理由にはならず、
ただ、
「やってみたい!」「おもしろそう!」なんですよね。
なのに、大きくなるにつれて、
「これはまだ学校で習ってない!」とか、
「これは難しいからイヤ!」というふうに、
習ってないことやできそうにないことを避けるようになる(-_-;)
「何年生になったらこれをやる」と決められ、
それを、当たり前のように与えられ、押しつけられると、
こうなってしまいます。
習ってないことでも、難しいことでも、
自分で「やる!」と決めてやることは、
楽しいことであり、力になることなのに。
「スペースわん」には、
同じプリントに何度も何度も取り組む子もいれば、
習っていない所に進んで難しいプリントに自ら取り組む子もいます。
彼らは、
「自分でやりたい」
「自分で選びたい」
「納得いくまでやりたい」
「難しいことにチャレンジしたい」のです。
パズルに取り組むこの姉妹と同じように。
具体的なことは
通信30号や31号を見ていただければと思いますが、
それぞれが納得して選んでいるならば、
それはどちらも、その子が力をつける上で、
大事な大事なプロセスです。
一見、
パズルと「らくだ」のプリントは、全く別物に見えますし、
一般的には、「遊び」と「学び」は切り離され、
全く違うアプローチをされがちです。
でも、
「遊び」を通してさまざまなものを身につけていくプロセスや、
そばにいる大人の関わり方は、
「学力」を身につけるプロセスや、
指導者の関わり方と根底で通じるものがあると思います。
パズルに取り組む姉妹に寄り添いながら、
「スペースわん」でプリントに取り組む生徒さんを思い浮かべ、
私自身の関わり方も振り返った「ごはんやday」でした(^^)/